誰よりも冷静に全体を管理している。ここが自分の店ではないことを除けば完璧。
「マネジメントとは、人にかかわるものである。」 ── ピーター・ドラッカー
KAMR(店長)型の人々は、危機の中で最初に「役割」という概念を持ち込む人たちです。閉じ込められてから最初の1時間、他のタイプがパニックや飲酒や揚げ物に走る中、KAMRはすでに在庫の棚卸しを始め、水の配給計画を立て、なぜか勤務シフト表を作成しています。誰にも頼まれていません。しかし、誰もが従います。
このタイプの真価は、混乱を秩序に変換する速度にあります。KAMRにとって非常事態とは「マニュアルがまだ存在しない状態」に過ぎず、であれば作ればよいのです。3日目には掃除当番が、5日目には朝礼が、7日目には目標達成グラフが誕生します。ここはもう、あなたの店です。あなたの店ではないことを除けば。
KAMRは常に店内の全体像を把握しています。誰が何を食べ、誰が不安を抱え、どの棚の在庫が残り何日分か。この俯瞰能力こそが、集団の生存率を劇的に引き上げます。仲間たちは口を揃えて言うでしょう。「あの人がいなかったら、うちらは3日で終わってた」と。
一方で、KAMRの視界には一つだけ映らないものがあります。自分自身です。全員の健康状態を記録した完璧な管理表の中に、あなたの行だけがありません。全員分の食事を計算し、全員分の睡眠を確保し、あなた自身は最後に残ったパンの耳を立ったまま食べています。28日目、あなたは倒れます。管理表は完璧なままでした。